外資系ってどうなの?
働いて見たけどデメリットは?
実際はどうなの?
そんな疑問に答えます。
私は外資系金融機関で勤務をしておりました。
その実体験にになります。
私は新卒で証券会社に入り4年勤務しその後銀行4年、外資系富裕層担当RM、現在は投資家、
主婦、フリーランスです。実体験から転職の悩みを解決いたします。
基本的に職場環境も良くなり年収も上がりました。
本記事の内容
- 企業の形態
- 外資系の特徴
- なぜ外資系がおすすめなのか?
- メリット・デメリット
- 外資系に就職するためには
結論
実力主義ですぐクビになるのは米系投資銀行
給与が高く、休みも取りやすいです。
能力は日本の人と大きな違いはありません。
紹介で入ることが多いです。
各国と比較すると平均勤続年数は
日本12年
イギリス8年
アメリカ4年になります。
まとめ記事はこちらになります。
企業の形態
大きく3つあります。外資系は明確に定義するのは難しいです。
本国【海外】100%子会社の日本法人
海外の企業が日本に進出し日本法人を作ったケースになります。
大手企業でない場合や、進出したてのときは本社とのやり取りが必要になります。
海外企業と日系企業の共同出資
資本を半分半分で持っているケースになります。どちらかがの出資比率によって経営方針が変わります。基本的には多く出資しているほうに決定権があるため、決定権も持つ企業の影響をうけます。
日本進出の手段として使うケースがあります。
プルデンシャル生命も最初日本に進出するときにソニーと共同出資で会社を作り進出しました。
日系企業が買収されて外資系企業に
日本企業が海外企業にM&Aで買収をされた後に外資系企業になるというケースになります。
海外企業に買収されると、経営など主導権が買収した海外企業に移るためカルチャーも基本的には
買収企業の影響を大きく受けます。
タカタ、ラオックス、パイオニア等が該当します。
ただ上記2つのケースと違い基本的に同僚や上司は変わらないことも多いため、
買収後すぐに今までとガラリと変わると言うのはあまりないです。
外資系の特徴
- 母体の国により違う
- 組織より個人を重視
アメリカ系企業
代表企業は以下のような企業になります。
- Apple
- Amazon
- Microsoft
- ゴールドマンサックス
- JPモルガン
- ジョンソンエンドジョンソン
- スターバックス
- コストコ
外資系と言っても業種によるところがあります。
皆様がイメージしているのは給料も高いが実力主義でクビになることもあるというのはアメリカ系の投資銀行系の職種になります。
そのほかの企業はそこまでドライではないと思います。
特徴
年功序列ではなく、ご自身の担っている職種によって給与が決まります。
ジョブ型とも言われます。
給与を上げるためには自分のスキルが活かせる職種につくか、転職で探すことになります。
転職をする人も多く中途採用者が過ごしやすい環境が整ってます。
また人種も様々なため、考え方も様々な人が多いです。
ヨーロッパ系
代表代表企業は以下のような企業になります。
- ネスレ
- ダイムラー
- DHL
- バイエル製薬
特徴
ヨーロッパは比較的日本に似ていると言われております。特にネスレ等の医薬品業界や、
メーカーはとても働きやす言われております。
実力主義の考え方は日本とアメリカ系の中間くらいのイメージでいいと思います。
組織より個人を重視
良くも悪くも個人を重視するのが日系企業との違いになります。
外資系企業は仕事の裁量がはっきりしているケースが多いです。
そのため自分たち、もしくは自分のチームが目標を達成すれば評価されます。
一方で日本企業は協調性を重視しております。
組織としてのつながりを感じるケースが多いです。
なぜ外資系企業なのか?
国の成長性
日本はバブル崩壊から失われた30年と言われその間成長は止まっております。
それに合わせて賃金もほとんど増えておりません。
この流れが急に変わるかとは思えません。
海外企業の年収
賃金も日本と比較して右肩上がりに上昇しております。
日本では高年収でも海外では普通の年収ということもあります。
その意味で同じ能力でも収入を上げることが容易です。
2019年平均所得(110円計算)
- アメリカ724万円
- オーストリア598万円
- ドイツ590万円
- イギリス519万円
- 韓国465万円
- イタリア431万円
- 日本424万円
詳しくはこちらの投資の記事にまとめてあります。
企業の成長性
日本企業は個人より組織を大切にする傾向があります。そのためリーマンショックを受け、経営危機を経験してから大企業は内部留保【利益を会社に貯める】ことにより今後のリスクに備えておりました。
そのため海外と比較して従業員の賃金は上がらず、企業も積極的に投資をしてこなかったため、成長がストップしてしまい、海外企業と差が開いておまります。
外資系のデメリット
- 社風が合わない
- 日本からの撤退リスク
- 英語を使う
- 会社をクビになる
社風が合わない
好き嫌いがあるかと思いますが、外資系は人間関係がドライです。
プライベートに入り込まず、業務に必要であれば関係を構築するような形です。
個人を重視する傾向にあるため組織、会社全体で喜びを分かち合いたい人には向いてないかもしれません。
日本からの撤退リスク
スピード感ある経営が行われているため、親会社の方針により突然日本からの撤退が決まる可能性もあらます。その場合どこか別の企業に売却されるリスクがあります。
また部署ごとなくなる可能性もあります。
その場合今までと違う仕事をするケースもあります。
英語を使う
これも職種によります。ものすごく使うケースとほとんど英語を使わないケースもあらます。
ただ社内公用語が英語になります。上司が英語を使う人、本国との連絡が英語の場合などは必須になります。
会社をクビになる
一部の投資系金融機関やプライベートバンクの営業マンは入社後一定の目標を達成できない場合最悪契約解除になります。
またインセンティブが給与のほとんどを占めている場合、給与がほとんど貰えなくなり実質的に辞めざるを得なくなります。
外資系のメリット
- 給与が高い
- 給与を株でもらえることも
- 昇進が早い
- 少数精鋭
- 休みが取りやすい
- 人間関係がドライ
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
外資系に転職するには
外資系に転職するには転職エージェントを使うか、知り合いからの紹介になります。
エージェントを使う
外資系に特化している転職エージェントがあります。経験も豊富なのでまずは登録して利用することをおすすめします。
転職エージェントは成功した際の契約年収の数%が利益になります。
そのため年収交渉のインセンティブもわき、積極的に行ってくれます。
紹介で入社
外資系の多くは紹介制度を用意していることが多いです。
紹介した側も報酬を受け取れますので紹介のインセンティブも湧きます。
元同じ会社の後輩や知り合いを紹介することもあります。
外資系に転職して行った人に話を聞いて見たり、コミュニティから参加して外資系勤務の人に話を聞いてみるのもありだと思います。